娘が障がい者施設で虐待されているかもしれない|和歌山県70代女性からの探偵調査相談事例
障がい者への虐待は「障害者虐待防止法」で禁じられています。それでも障がい者施設での職員による虐待は後を絶ちません。障がいによっては、自分の意思をうまく伝えることが難しく、まわりが気づいたときには深刻な被害を受けていることもあります。少しでも異変を感じたら、早めに実態を確かめることが大切です。本記事では、実際の相談事例をもとに、障がい者施設での娘の虐待疑惑を見過ごすリスクと、探偵調査を活用した事実確認の重要性を解説します。
腰が痛いと言う高齢の母の生活状況を把握する探偵調査
障がい者施設で起こる「虐待」の実態
障がい者施設で起こる虐待
障がい者向け施設は、基本的に安心・安全が守られるべき場所です。しかし近年、「虐待かもしれない」と不安を感じるご家族からの声が増えています。ここでは、虐待の種類とその特徴を紹介します。
身体的虐待
身体的虐待は、職員や他の入所者による暴力や乱暴な扱いを指します。あざや打撲などの外傷が見られることもあります。障がいの状態によっては痛みを訴えにくく、被害が見過ごされやすいのが現実です。体に触れられるのを極端に嫌がる様子があれば、早めに確認することが大切です。
心理的虐待
心理的虐待は、無視や威圧的な言動、侮辱的な扱いなどによって精神的な苦痛を与える行為です。萎縮や情緒不安など、言葉にしづらい変化が現れるのが特徴で、外見では気づきにくい被害です。
性的虐待
性的虐待は、わいせつな発言や不適切な接触などにより、本人の尊厳を傷つける行為です。被害を言葉にできない人が狙われやすく、わずかな身体の変化や態度の違和感が重要な手がかりとなります。
経済的虐待
経済的虐待は、本人の金銭や財産を無断で使ったり、必要な支出を不当に制限したりする行為です。通帳の不審な出金や現金の減少、小遣いの管理状況に違和感がある場合は注意が必要です。
介護や世話の放棄
介護や世話の放棄は、必要な支援を怠ることで生活や健康に悪影響を与える行為です。食事を与えない、着替えをさせない、排泄の介助を放置するなどがあり、衛生状態の悪化が特徴として現れます。
なぜ障がい者施設で虐待が起こりやすい?
障がい者施設で虐待が起きやすい背景には、いくつかの要因があります。まず、人手不足により職員同士の業務確認や相互監視が行き届かず、不適切な行為が見過ごされやすいことです。また、業務の過重やストレスのはけ口として、立場の弱い障がい者が理不尽な扱いを受けることもあります。さらに、障がいの状態によっては被害をうまく訴えられないため、問題が長期間見過ごされるケースも少なくありません。
障がい者施設での虐待に関するニュース(2025年6月2日現在)
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障害者施設の入所者に性的暴行か 介護職員を逮捕 奈良|掲載元:NHK|掲載日:2025年5月28日
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障害者施設の入所者15人に職員7人が虐待 和歌山市、新規受け入れ6カ月停止の行政処分|掲載元:産経新聞|掲載日:2025年3月28日
相談内容「障がいがある娘が施設で虐待されているかも」
相談事例
障がい者施設での娘の虐待疑惑を見過ごすリスク
被害が深刻化する恐れ
虐待の兆候を見過ごすと、被害がさらに深刻化する恐れがあります。特に、言葉でうまく訴えられない障がいのある方は、周囲が気づかない限り発覚しにくいのが現実です。身体的な影響に加えて、心のダメージが蓄積することで、情緒の不安定さや生活面への支障が広がってしまう可能性もあります。早い段階での対応が、被害の拡大を防ぐ重要な鍵になります。
取り返しのつかない事態になる
虐待を放置してしまうと、命に関わる事故や重大な事件へと発展する可能性があります。重度の怪我や衰弱など、深刻な被害が報告された例もあります。加害行為が常態化すれば、被害者の尊厳や人生を大きく傷つける結果にもつながりかねません。少しでも異変を感じたら、速やかに事実を確認することが重要です。
障がい者施設での虐待疑惑を確認する方法
公共機関の相談先
障がい者の虐待が疑われる場合、市町村に設置されている「障がい者虐待防止センター」への相談が第一歩です。必要に応じて施設への立ち入り調査や行政指導が行われます。早期に連絡することで、被害の拡大を防ぐことができます。
家族ができること
虐待の可能性を感じたとき、まずは家族としてできる範囲での確認が大切です。言葉にできないサインを見逃さないよう、日常的に注意深く観察しましょう。
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面会時のあざや傷、服の汚れなどを記録・撮影する
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面会時の行動や感情の変化をメモしておく
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担当職員の対応や発言を記録する
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職員による反応の違いがないか確認する
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他の入所者や家族の声を参考にする
専門家の利用
行政機関への相談や家族による確認だけでは、虐待の有無を明確にするのが難しいケースもあります。施設内での出来事を客観的に把握するには、外部の専門家による調査が必要になることがあります。直接的な証言や映像などの証拠が乏しい状況では、第三者の視点から状況を検証してもらうことで、判断材料が得られやすくなります。
障がい者施設での虐待確認に有効な探偵調査
虐待の実態把握に有効な探偵調査
障がい者施設での虐待が疑われる場合、事実を客観的に確認する手段として探偵への相談が有効です。第三者の視点で状況を冷静に見極めることで、家族では気づけない問題点や不自然な対応が明らかになることがあります。探偵は調査結果を記録として報告し、家族が事実に基づいて判断できるよう支援します。証拠が整えば、行政対応や今後の措置にも役立ち、悩みを抱えたままの不安を軽減することにもつながります。
自己調査のリスク
虐待が疑われる場合、家族として何とか真実を知りたいと願うのは当然のことです。しかし、自己判断で施設の外から調査や監視を行うと、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。以下のようなリスクには特に注意が必要です。
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無断撮影や録音がプライバシー侵害と判断されることがある
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職員や施設との信頼関係を損ねてしまう
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本人の立場を不利にし、施設内で孤立させてしまうおそれがある
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感情的に行動してしまい、冷静な判断を欠く
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法的トラブルや逆に訴えられる可能性もある
障がい者施設での虐待疑惑は探偵にも相談を
まずは無料相談を活用してみましょう
大切な娘が施設で虐待されているのではと感じたとき、いてもたってもいられないのが親心です。不安を一人で抱えるのではなく、冷静に状況を整理するためにも専門家に相談することが大切です。対応が遅れることで、事態がさらに悪化してしまう可能性もあります。「本当に虐待なのか知りたい」「証拠が必要かもしれない」と悩んでいる方は、まず無料相談を活用してみましょう。悩みの整理と解決への一歩は、まず相談することから始まります。

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