老老介護をする母が限界でないか確かめてほしい|兵庫県40代女性からの探偵相談事例
更新日:2025-11-25
掲載日:2025-11-29

近年、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の現場が増えており、社会的にも大きな関心を集めています。介護者が高齢であるために体力や気力の限界を抱えやすく、本人が無理をしていても外からは気づかれにくいという問題もあります。老老介護は親子間だけでなく、配偶者同士のケースも多く、家族の目が届きにくい中で深刻化してしまうこともあります。実際に、介護者が限界を超えて倒れてしまうケースも少なくありません。だからこそ、今どのような生活を送っているのか、第三者の視点で冷静に実態を把握することが重要です。本記事では、実際の相談事例をもとに、老老介護をする母の限界を見逃すリスクと、介護の実態を把握する方法について詳しく解説します。
老老介護をする母が限界ではないか心配な方へ
老老介護の限界の実態
老老介護の実態
老老介護とは、高齢者が高齢の配偶者やきょうだいなどを介護する状況を指します。近年では高齢化の進行とともに増加しており、高齢者が介護の中心を担う家庭も少なくありません。一見すると日常生活が成り立っているようでも、体力・認知機能・精神的な余裕の低下により、介護者側の負担は想像以上に大きくなっています。介護サービスを利用せず、家族だけで何とかしようとするケースも多く、深刻な問題となっています。

老老介護の限界とは
老老介護では、介護を担う高齢者自身の体力・判断力が年々低下していく中で、限界を迎えるリスクが常に伴います。転倒や持病の悪化、うつ症状など、介護者の健康面に深刻な影響を及ぼすこともあります。また、周囲に頼れる家族や協力者が少ないことで、全ての負担が一人に集中してしまい、なおさら孤立感を深めてしまう傾向があります。「まだ自分が頑張らなければ」と無理を続けてしまうことが、限界に気づくのを遅らせる一因となっています。
相談内容「老老介護をする母が心配」
老老介護をする母の限界を見逃すリスク
介護者が先に倒れてしまう
老老介護では、介護される側より、介護する側が先に体調を崩してしまうことが珍しくありません。無理を続ければ、転倒や体力低下、持病の悪化、精神的な限界などにつながり、突然入院が必要になるケースもあります。本人が「まだ頑張れる」と思っていても、身体はすでに限界に近い場合があるため、周囲が早い段階で実態を把握し支援につなげることが重要です。
限界による事件も起きている
老老介護は、精神的・身体的負担が蓄積しやすく、追い詰められた結果、思わぬトラブルや事件に発展するケースも報告されています。介護放棄や心中、暴言・暴力などは、普段の性格とは無関係に起こり得るものです。「まさかうちに限って」という思い込みが危険を見逃す原因になります。状況が悪化する前に、現状を正確に把握することが大切です。
老老介護に関する事件・ニュース(2025年11月25日現在)
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102歳の母親を殺害、娘に執行猶予判決 「介護疲れに同情の余地」|掲載元:朝日新聞|掲載日:2025年11月17日
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「将来を考えると不安しかない」と85歳の夫の首を絞め殺害、妻を容疑で逮捕…老人ホームで同居|掲載元:讀賣新聞オンライン|掲載日:2024年9月14日
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82歳の認知症の夫殺害で執行猶予判決…和歌山地裁、被告の立場に理解示す|掲載元:讀賣新聞オンライン|掲載日:2025年1月22日
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夫の首をひもで絞め殺害した疑い、妻を殺人容疑で逮捕 滋賀・草津|掲載元:京都新聞|掲載日:2025年1月13日
老老介護をする母が限界か確かめる方法
自分で確かめる方法
高齢の親が介護を担っている場合、「本当に大丈夫なのか」と不安を感じることがあると思います。しかし、本人が限界を認めたがらなかったり、心配をかけまいと平気を装ってしまうケースも少なくありません。以下のような観察ポイントを通じて、客観的に母親の負担度や体調を確認してみましょう。
普段の電話や会話の中で、以前よりも声に元気がない、言葉数が少ない、すぐに疲れた様子を見せるなどの変化があれば注意が必要です。感情的に不安定な様子や、話の内容に混乱が見られる場合も、心身に余裕がない兆候かもしれません。
可能であれば実家を訪問し、生活環境を目で見て確認しましょう。掃除や洗濯が行き届いていない、食事が簡素すぎる、薬の管理ができていないなどの様子が見られた場合は、介護と生活の両立が困難になっている可能性があります。
近隣に住んでいる親戚や近所の方、母の友人など、第三者にさりげなく母の様子を尋ねてみましょう。本人には見せない変化に気づいていることがあります。特に急激な痩せや表情の変化など、客観的な指摘は貴重です。
もし介護サービスを利用している場合は、担当のケアマネジャーや訪問介護のスタッフに直接話を聞いてみるのも有効です。母親の介護姿勢や日常の様子を専門的な視点で見ている人からの情報は、非常に参考になります。
専門家の利用
母親が本音を隠している可能性がある場合、身内だけでは限界を正しく把握するのが難しいことがあります。実際に、母が一人でどのように介護をしているか、心身に無理が出ていないかを客観的に確認することが重要です。第三者が客観的に確認することで、本人の負担や生活状況を冷静に見極めることが可能です。家族が見に行っても気を遣わせてしまうようなケースでは、特に第三者による調査が有効です。
老老介護の母が限界か確かめる探偵調査
老老介護の様子を確かめる探偵調査
遠方に住んでいてなかなか様子を見に行けない場合、第三者の目で普段の暮らしぶりを確認することが有効です。たとえば、外出や買い物の様子、介護の場面での負担、生活全体の様子などを外側から静かに見守ってもらうことで、実際に無理をしていないかを客観的に把握できます。身内だと本音を話してもらえなかったり、気を遣わせてしまうこともあるため、冷静に現状を捉えるには、専門的な立場から見てもらうことが有効な手段となるでしょう。

自分で調べるリスク
離れて暮らす家族として、母の状況を心配して何とか実態を把握したいと思うのは当然のことです。しかし、無理に自分だけで状況を調べようとすると、かえって問題を複雑化させてしまうリスクがあります。以下のような点には注意が必要です。
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本人が心配をかけまいとして無理を隠してしまう
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一時的な訪問では日常的な負担やストレスが見えにくい
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距離や時間の制約により十分に様子を確認できない
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訪問することでかえって気を遣わせてしまう場合がある
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状況判断を誤り、必要な支援や対策が遅れる可能性がある
老老介護の母が限界か心配なら専門家に相談
老老介護中の母の「大丈夫」という言葉をそのまま信じてしまうと、心身ともに限界を迎えていることに気づいてあげることはできません。無理を重ねた結果、体調を崩したり、介護中の事故が起きたりする可能性も否定できません。少しでも不安を感じた段階で、実際の介護状況を把握しておくことが大切です。第三者の視点を通じて実態を確認することで、冷静に状況を見極める判断材料が得られます。私たちは、同じようなお悩みを抱える方のために、24時間対応の無料相談窓口を設けています。どうぞお気軽にご相談ください。
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